冬のイギリスでのポスティングは笑えるほど過酷だった。

冬のイギリスでのポスティングは過酷




2010年にイギリスのチャリティー団体に参加してハルシティ近郊でボランティア活動をしていました。ボランティア活動といっても自分は本格参加する前に日本へ帰ってきてしまったのですが…

自分がハルでやっていたのは「ポスティング」です。古着の寄付を募るチラシを1軒1軒のポストに投函していました。

イギリス(ハル)でのポスティング

冬のイギリスでのポスティングは過酷

今日、仕事で飛び込み営業にも行こうかなと思っていたら、以前のイギリスでのポスティングを思い出しました。

なぜポスティングなんてしてたのか

なぜポスティングしていたかというと、某チャリティー団体に参加していたためです。

「古着を寄付してください」というチラシをポスティング(ポストに投函)してまわり、後日、回収日にバンで回収してまわるんです。 回収した服は古着として販売して活動費に回します。

冬のイギリスでのポスティングは過酷

冬のイギリスでのポスティングは過酷

自分が活動をしていたのはHullという町です。(ハル・シティを思い浮かべた方は、相当なサッカー好き。話が合いそうです。)海が近いので港町です。

しかも1月〜2月の真冬。雪の降る中、雨の降る中、ポスティングです。

1日、約7時間、歩き回る

午前中にメンバーとバンに乗り込んで出発。各自の持ちエリアで降りたら、ポスティングの開始です。 夕方にバンが迎えに来てくれるまで1人でエリアを歩き回ります。

昼は朝食の時に各自がサンドやフルーツ、クッキーなどを準備して、持っていきます。

店に入る?お金に余裕がある人の発想です。昼はバス停や電話ボックスなどで食べてもいいですが、真冬です。少しでも体を止めると凍えます。なので、昼も常に歩いて食べてました。

毎日、それの繰り返し。1日、700枚〜1,000枚を投函していました。

迎えが来なくて3時間も路上で待ち続けた日

ある日のこと。集合場所に行っても迎えが来ない?!こんな真冬の雪が降る日暮れ後に、外で待ち続けなければなりません。迎えがいつくるのかわからない。

PUBやスーパーも近くになかったので、仕方なく近くの準備中のレストランに入り、「準備中の間だけ」とお願いして、エントランスで待たせてもらいました。営業時間が迫り、再びの外へ。

さすがにじっとしていたら凍えるので、歩くことにただ体を温めるためだけに目的地もなく真冬の暗くなった町を歩く。集合場所の近くを行ったり来たり。

結局、迎えのバンが途中の坂でスリップして動けなくなっていたようで、ようやく3時間後に迎えが来ました。迎えに来たバンの中で、みんなで抱き合って無事を喜んだのを覚えています。

冬のイギリスでのポスティングは過酷

家の中では犬が待ち構えている

冬の寒さだけが問題ではありません。イギリスでは番犬を飼っている家が多いです。

さらにポストは玄関の扉についています。そうなんです。不用意にポストの中に指を入れようものなら噛み付かれます!

しかし、ポストの受け口も堅いうえにチラシは紙です。それに1軒にチラシを投函する時間は可能な限り少なくしたい。1回1回に手間取ってはいられません。

自分はエンピツを使って入れていました。一度だけエンピツを犬に持っていかれたことがあります。相当、怖いですよ。

家の中では犬が待ち構えている

誹謗中傷の言葉も浴びせられる

ポスティングしているときは、正直、自分の服装など気にしていられません。それよりも寒くないように、動きやすいように、ポスティングしやすいように。

知らない人から見たら完全に不審者です。そのうえアジア人。

投函するだけなので、ほとんど人との接触はありませんが、時には投函してすぐに住人が出て来て罵声や誹謗中傷を言ってくることもあります。

内容はとても載せられませんが、プレミアリーグでは度々選手への差別発言が問題になっていますね。本当に本気の差別的な言葉です。

いちいち受け止めてられないので、ごめんね〜と軽く受け流していました。

良いこともある

けっして悪いことばかりではありません。コンビニの店員さんの優しさや自分がポスティングしたエリアから沢山の寄付があった時は嬉しいものです。

それに色々な町を見ることが出来ました。高級住宅地からスラムのようになっている貧困層が住んでいる町。日本の行く末を見て来たと思っています。たまには素敵な出会いもあります。 綺麗な猫がポスティングについて来たこともあります。投函する間も待ってました。

今となっては良い思い出です。当時も辛いとは思っていなくて、かなり楽しかったんですけどね。むしろ楽しすぎて快適すぎてダメになりました。




冬のイギリスでのポスティングは過酷