日本は自然災害が多い国です。地震、火山噴火、台風、土砂崩れ、豪雨、大雪など、自然災害で、日本で起こらないものはないのではと思うほどです。
それらの自然災害にも歴史があります。過去にいつ、どこで、どんな自然災害が起こったのかを知ることは、これからの災害対策として有益なものでしょう。
今回は、自然災害の歴史を知ることができるWebサービスの「災害年表マップ」を紹介します。
災害年表マップ
災害年表マップは防災科学技術研究所が整備を進めている「災害事例データベース」を、日本地図上でわかりやすく可視化したWebサービスです。
インターネットで一般公開されているので、誰でも見ることができます。(スマートフォンでは閲覧できません)
416年から2014年までの自然災害(地震、火山、風、斜面、雪氷など)がまとめられています。
災害事例データベースは、日本全国の歴史時代から現在までの災害事例をデータベース化したものです。出典資料は日本全国の市町村の地域防災計画より、災害事例を抽出しています。
平成30(2018)年5月25日時点の収録期間は416年~2014年で、約5万8000レコードが収録されています。
出典元:災害事例データベーストップページ:防災科学技術研究所
災害年表マップの使い方
災害年表マップの使い方は簡単です。まずは、災害年表マップ(http://dil-db.bosai.go.jp/saigai2016/)を開きます。
あとは、画面の左上にある「年スライダー」を動かせば、その年に起こった自然災害が日本地図上に表示されます。
画面左側には、その年に起こった自然災害の一覧が、起こった日と起こった場所、災害名称と共に表示されます。
災害一覧は、地域や起こった災害の種類でフィルターをかけて調べることもできます。
災害一覧に表示されている災害をクリックすると、その災害の詳細情報が表示されます。
地図上に表示されている災害発生場所をクリックしても、その災害の詳細情報が表示されます。
自然災害の歴史から学び、未来に活かそう
なにごとも歴史から学ぶことは大事です。自然災害も同じです。とくに地震や火山噴火は起こる場所が決まっています。過去に大きな地震が起こっていれば、また同じ規模の地震が起こってもおかしくないでしょう。
私たち1人が経験している年数なんて、せいぜい100年程度です。過去1600年までさかのぼって、起こった自然災害を知り、歴史を今後に活かしていくことは、けっして無駄ではないでしょう。
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